('13)十勝十九番勝負(前編)







またまた大変お久しぶりです。
最近HP更新のモチベーションが上がらない…
という以前の問題で、本当に忙しくてなかなか更新の機会が得られません…(笑)
とまあ、四方山話もこの辺にして、本編行ってみましょう!
今回は大ボリュームです。
文字だらけで読みづらいかも…


時間は2013年9月1日。
悪夢の院試(詳細は当HPブログ「たそがれぶろぐ」へ)が終わった直後の事です。
友人のオーザックさん(登場2回目!)と何人か誘って道東に旅に出ようと話していたのですが、
なんと誰も誘えず仕舞…

そこでどうしたかというと…
僕が一度も行った事のない、十勝に行こうという話になりました。
確かに僕は十勝に行った記憶がありません。
まあ、道東みたいに実は大昔に行っていたという可能性も無きに非ずですが(笑)
しかし、十勝と聞いても、食べ物以外にはあまり何も浮かばず、案外パッとしないもの。
とにかく院試でストレスが溜まっていた僕は、
「秀な写真撮れねえところには行かねえ」
と、ごねます。

そこでオーザックさんに見せられたのが、北海道の伝説的ローカル番組「水曜どうでしょう」。
その中の企画(だいぶ古いですが…)「十勝二十番勝負」!
この企画、十勝の20市町村のカントリーサインを引いて、そこの市町村のおすすめを現地の人に聞いて紹介する、
という趣旨だったのですが、どうでしょうをご存知の方はわかると思いますが、型破りなあの番組。
まるで大学のサークルみたいな進行を見せます。
それでも、何気に見所もちゃんと紹介してるのが不思議などうでしょう。
多分本人らにそんな気はあまり無かったと思いますが(笑)
何はともあれ、もうおわかりでしょう。
今回のタイトル「十勝十九番勝負」。
「十勝二十番勝負」のまんまパクリだということが(笑)
なぜ今回は十九かというと、現在、十勝の市町村は十九しかないから。
そして、中々楽しそうな所だなというのは伝わってきた事もあり、2013年夏の旅は十勝へ決まったのであります…




―1日目―


たった二人の旅だというのに、凄まじい量の荷物…
原因は二つ。
一つ目はもはや言わずもがな、僕の撮影機材(笑)
車を使うという事で、フル装備で出かけました。
F2.8ズーム×2、超広角、α55、α57…
もう、重いのなんの(笑)

そしてもう一つが、天体望遠鏡。
これは、オーザックさんが、彼の親父さんから借りた(もらった?)もの。
これがまた、とんでもないデカさなんですよ!
今回の旅では、スウィフトを借りたのですが後部座席を完全に占拠!
写真撮ってなかったので、見せられないのが残念。


今回の旅は男二人旅…
が寂しいからかどうかは別として、こんな方々がご同行。



ぬいぐるみの方々。
onちゃんぬいぐるみなんかは、完全に「十勝二十番勝負」にあやかるためだけに購入&持ち込み。
我ながら、随分ばかばかしい事しとるな(笑)

最初のドライバーは僕。
札幌から日高を運転します。
ちなみに、札幌市内の運転は大変でした。
だって、函館市内にあんな大きな道路は一か所しかないんだもん!(笑)
それと、道が地味に複雑で何回か道を間違えた僕はここです。
写真は…
僕がドライバーなんですから、当然ないですよ(笑)




日高・十勝間の峠、日勝峠。
ここは十勝平野の素晴らしい景色が眺められる素晴らしい場所…




ん…?
どうしたのかな?
なんで濃霧なのかな?

ちなみにこの2013年。
僕が天候に恵まれたのは、7月に写真部で道央遠征した時と、この3日後に行った十勝岳望岳台
天体撮影会のアフターと、この次に書く道南紅葉撮影の時のたった3回のみ(笑)
星を見ようとして車借りたら濃霧、紅葉見に行こうと青森行ったら大雨。
この日も例外ではなく、濃霧&ド曇り。



折角展望台にもよったのですが、ご覧の通り。

この濃霧の中、いい写真も撮れそうでしたが…
風情はありましたよ、うん。



全く撮れんわ!
車の移動速度&天候不良で全く綺麗に撮れません!
これは僕のせいじゃない!

霧の日勝峠を越え、遂にわれらは十勝に到着。
まずは十勝名物・インデアンカレーを食いに行きます。
このインデアンカレー、十勝地方のチェーンカレー屋なのですが、十勝民は激しくおすすめするそうで…


〇一番勝負 芽室町

十勝最初に訪れた地は芽室町。
が、とにかく我々はインデアンカレーを目指して進みます。
道中にはトウモロコシ畑をはじめとした、十勝の雰囲気満点な大地を進むのですが…
写真は撮ってません。
めんどくさかったから(笑)


さて。
インデアンカレーの芽室店に着くのですが…
そこには大量の地元高校生。
まさかの大混雑に遭遇し、早々と芽室町を去るのでした。
特に何もする事もなかった芽室町。
我々の勝ち(笑)

一番勝負・勝利




〇二番勝負 帯広市

芽室町を発つこと約1時間。
とうとうインデアンカレーにありつきます。



味は…
なぜかハヤシライス(笑)
ですが、とてもおいしかったです!
肉がやわらかいし、とても食べやすい滑らかなルー。
そして、特筆すべきなのはその安さ。
通常のインデアンカレーはたったの399円。
とてもお財布に優しい!



インデアンカレーで舌鼓を打った後は帯広競馬場を目指します。


帯広競馬場では、「リッキー」がお出迎え。






そもそも競馬場に入ったことが無いので、中の評価はできません(笑)
僕は競馬なんて初めてです。
正直言ってギャンブルにはまるで興味がありません。
(もっともその最たる理由は、自分がギャンブルに恐ろしく弱いという事を自覚しているからだという(笑))
まあ、そんな僕が何で競馬場なんざに行ったのかというと…

実はこの帯広競馬場、実は世界で唯一の競馬が行われている場所。
その競馬とは、ばんえい競馬。
まあ、口で説明するより、写真で見た方が早いでしょう。
というわけで、下に巨大写真載せました!











この競馬場で行われている「ばんえい競馬」。
数年前にテレビドラマでも取り上げられました。
「ばん馬」という明治維新頃に北海道の農耕用に改良された特殊な馬を用いて行うレース。
ばんばの特性として、スピード感あふれるサラブレッドの様なレースではなく、重りを馬にひかせ、障害(坂)を
乗り越えるというパワフルなレースです。
このばんえい競馬、通常の競馬と違って物凄くゆっくりしたレースなのですが、これはこれで迫力ありです。

まあ、僕は基本的に写真撮ってばっかだったのですが(大体200枚近く撮った気が…(笑))、
一応初競馬もやってきました!
まあ、その結果は…
ご想像の通りです(笑)
第1Rこそ、多少の配当をもらったものの(とは言え、この時点で大損(笑))、2回目にやった第3Rで
損失を消そうと、赤子レベルにも満たぬ読みで単勝にかけたところ、見事に大枚を刷るという最悪の結果。
ちなみにオーザックさんも大負け(笑)
もうギャンブルはせん!


ちなみに、大負けして競馬場を去る我々をリッキーがお見送りしてくれました。




こうして、インデアンカレーにばんえい競馬と帯広の魅力にやられまくった我々。
次は中札内村に向かいます。

二番勝負・敗北




〇三番勝負 中札内村



帯広から車を飛ばす事、約50分。
道の駅・中札内に到着。
やはり天候悪いままというのもありますが、空はかなり暗いままです。



道の駅では、豚丼のたれとから揚げを購入。
そして、道の駅滞在もそこそこに、ピョウタンの滝へと向かいます。

この辺りから天候はさらに悪化。
霧雨が視界を悪くし、何もない山道をさらに寂しくさせます。
これまた車を走らせて約20分。
滝に到着します。



これがピョウタンの滝。
妙に綺麗な直線と、ごつごつした岩が組み合わさったかなり歪な滝ですが、これにはある理由が…

この滝、実は、かつて水力発電用に作ったダムが僅か1年で洪水によって埋没・決壊したために
生まれた人口滝なのです。
まさに自然の驚異。
僕は滝マニアなので、それなりに滝を見てきましたが、その中でもこのような
形の半人口滝を見ることになるとは感激ものです。

このピョウタンの滝、そもそも霧雨であまり長い間撮影できないというのもあったのですが、なんと
撮影場所にクマの糞が落ちていたため、展望台に行けず、そのまま撤収。
再び車は霧雨の中札内に消えていったのであります。
自然の驚異を満喫した中札内も負け!(笑)

三番勝負・敗北


なお、次の目的地に向かう道中で写真撮影。



何かよさげな風景と、車を止めて撮影。
ここでも霧雨で1枚のみの撮影。
そもそも霧雨と霧でピントが甘く苦心していたのですが…
そこであるものを発見!
なんか黒い動物の影…

と思ったら、エゾシカの親子でした!
僕は野生のエゾシカを見るのは初めて(友達には腐るほどおるとか言われてしまいましたが(笑))。
なのでなんとか写真に収めたかったのですが…
そもそも200mmの望遠じゃ全然距離が足りない上に、すぐに消えてしまい、撮影不能。
仕方ないので、車を再発進させたのでした。








直後、例の親子が飛び出してきて、めっさびっくりしました!!





さらに約1時間後、本当に猫を轢いてしまったのですが…




四番勝負 大樹町


先程の鹿遭遇場所で既に18時過ぎ。
宿のある大樹町へと到着。
宿は大樹町・晩成温泉。

ちなみに、天体望遠鏡はここで、後日行った十勝岳望岳台天体観測会に向けた試運転をするはず
だったのですが、ロケーションこそよかったものの、当然ながら天候最悪で、星の「ほ」の字も
見えませんでした(笑)


とにかく、まずは飯!



最初は大樹町のB級グルメチーズサーモン丼を食べたかったのですが、生憎にも売り切れ。
写真は友達の刺身定食。
僕は日替わり定食。


お腹いっぱい食べたところで戻った部屋はこんな感じ。



とてもお安い宿なのですが…
凄く快適な部屋。
この日は旅の疲れを温泉で癒しつつ、オーザックさんとビールを飲んで床についたのでした。


(後編に続く)


2013/09/01





あとがき

僕は約束を守れない男です。
前回も、「函館散歩について書きまっせ」とか言いながら、書かない始末…
写真集の更新もほったらかし…
どうしようもない男ですね。

さて、お久しぶりでございます。
今回は最近物凄くハマった「水曜どうでしょう」の企画風イメージで旅をしていました。
元々は、元某団体OBによる道東旅行合宿の筈だったのですが…
本当に僕はタイミングの悪い男です(笑)
さらにこのページの執筆中に風邪引くし。

今回の旅は、オーザックさんとの二人旅。
1日目はばんえい競馬にインデアンカレーと初十勝を満喫しました。
2日目は十勝十九番勝負どころか十勝飛び出してしまいます(笑)
それでは後編が出来上がるのをお待ちください。


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