解呪!カーネルおじさんの呪い
メニュー これぞ1985年に道頓堀川に沈んだ曰くつきの物品
@このページの意義
Aカーネルとは何ぞや?
B道頓堀川
C道頓堀に投げられたカーネル人形
D捜索
E発見 そして引き上げ
Fカーネルおじさんの呪い
Gさあ解呪だ

〜その他〜
ex.あとがき
ex.参考&製作
ex.ミニゲーム(未作成)




このページの意義

このページは1985年の阪神タイガース優勝時に大阪市にある道頓堀川に投げ込まれた ケンタッキー・フライドチキンの店頭に置いてあった、「カーネル・サンダース人形」に よってかけられた、阪神弱体化の呪いを解こうという、阪神ファンによる、阪神ファンの 、阪神ファンの為のページです。
遠方などで、この人形を直に見れない人など、是非ともどうぞ。
呪いが都市伝説とか言う夢の無い人は帰った方がいいと思います。
というか、帰れ。

カーネルとは何ぞや?

そもそもカーネル・サンダースとは何か?
カーネル・サンダースの本名はハーランド・サンダース。
彼は1890年、アメリカのインディアナ州ヘンリービルに生まれました。
1930年。ケンタッキー州のコービンという小さな町でガソリンスタンドを経営したことから物語は始まります。
彼はガソリンスタンドの経営を始めてほどなく、車にとってガソリンが必要なように、 お客さんにはおいしい食事が必要だと考え、裏手にある農場で育てた新鮮な野菜と鶏を使って たった6席のレストラン「サンダース・カフェ」を開店。
評判となった店の中でも、フライドチキンが大人気で、11種の秘伝のスパイスと100% 植物油を使用して圧力がまで揚げるこのチキンは、後のケンタッキー・フライドチキンの チキンの元となります。
1935年に、ケンタッキー州の知事から名誉大佐なる「ケンタッキー・カーネル」の称号 を授けられます。これが「カーネル・サンダース」と呼ばれる所以。
レストランは人気に比例して店舗を拡大しましたが、50年代に入って近くに出来たハイウェー の影響で、人の流れを取られて店は寂れ、経営破綻してしまいます。
サンダースはレストランを売却して負債の返済に充ててしまった為、手元に残ったのはあのチキンのレシピと圧力釜だけ。
彼はこのチキンを伝えるべく、旅に出ます。
行く先々のレストランでフライドチキンを作り、店主が気にいったら、調理法を伝授する代わりに チキン1羽につき5セントの特許使用料を払ってもらうという契約を次々と成功させました。
この時のこの契約が、今のフランチャイズシステムそのものなのです。
1963年にはチェーン店は600店以上に拡大。各地で大きな支持を得ました。
1964年、フランチャイズ権を二人のビジネスマンに売却。
しかし、彼は以降も「カーネル・サンダース」として「ケンタッキー・フライドチキン」のシンボル として貢献。
日本には1972年、1978年、1980年と3度来日し、日本の店舗にその技術、味、心意気を 余す事なく伝えました。
カーネルは日本のKFCが彼の理想を一番忠実に守っているため、一番気に入っていたそうです。
彼は90歳の時(1980年)急性白血病と肺炎を併発し、帰らぬ人となりましたが、彼の残した業績はいまだ残り続けています。

道頓堀川

ここらへんで道頓堀川の説明を入れます。
道頓堀は今はくいだおれ人形や、かに道楽、グリコのネオンなどで有名です。
いわゆる大阪ミナミの繁華街。梅田、難波と並んで賑やかな所です。
大阪人には結構身近ですかな。少し治安が悪いですが。
道頓堀川は木津川と東横堀川を結ぶ、全長約2.5Kmの川です。
1612年に安井道頓、安井道卜、安藤藤次などが私財を投じて、運河作成に着工。
3年後の1615年に完成しました。そして、松平忠明が安井道頓の功績を称えて、道頓堀と命名した歴史ある運河です。
時代の流れとともに、劇場座から繁華街へと変遷しました。
1970年代には安井道卜の子孫が川底の所有権を主張しましたが、大阪地方裁判所で却下されました。
ただ、昔から下水が垂れ流しなど衛生面は非常に悪く、昔は川自体が悪臭を放っていたそうです。
当時はBOD(生物化学的酸素要求量。CODの微生物版。水中の有機物すなわち不純物を微生物が 分解するのに必要な酸素の量のこと)の数値が30を超える異常な数値を示していたのですが、 今では大阪市都市環境局の必死の対策のおかげで、BODは5付近まで改善。ハスなどの魚も見られるようになりました。
ただ、水の濁りが酷いのと、水中の病原菌の量は多いため水はきれいとは言えませんが、水都大阪 などのイベントを開くなど、大阪も水質改善に熱心に取り組んでいます。
ちなみに、この水質の悪さは阪神優勝時に飛び込んだ人の一部が亡くなったほどです。

道頓堀に投げられたカーネル

「カーネル・サンダース」人形は、元々カナダのフランチャイズ店のイベント用として使われた後に 倉庫に人形が保管されていたのを、たまたま日本の法人関係者が持ち帰ったのが始まりと言われています。
人形はもちろん、サンダースそっくり。彼が60歳の時の等身大モデルで身長173センチ、FRP 製です。
1970年にKFCが日本に上陸した時、日本にはフライドチキンや、ファーストフードの文化が 無かった為、赤と白の色を理容店と間違えないようにするためと、チキンのおいしさを伝えるため 設置されたそうです。この人形は、モデルとなったカーネル自身も気に入り、日本法人贈呈の人形 がアメリカにある本店にも置いてあるそうです。

さて、時代は少し進み1985年。
巨人と同じく長い伝統を持ちながら、成績は巨人とは比べ物にならないくらい悪かった阪神。
阪神タイガースはこの年、実に23年ぶりのリーグ優勝を決め、阪神ファンは大騒ぎしました。
この時の阪神ファンの熱狂ぶりは異常で、大阪市にある道頓堀川に何人ものファンが飛び込みを開始。
ファンの熱狂はケンタッキー・フライドチキンの道頓堀店にも飛び火し、店員に暴行を加えた上、 制止を振り切って人形を店外に運び出し、カーネル人形を当時の3番、過去、現在、未来(?)に おいて史上最強の助っ人と名高い、ランディ・バース氏に見立てて胴上げした後、道頓堀川に投げ込む という、野球ファンとして前代未聞のあるまじき凶行に発展。
その後何度も捜索が行われたものの、川底に溜まっているヘドロの除去など何度も調査されたにもかかわらず、 結局誰も見つける事は出来ませんでした
ちなみに、1988年3月から放映が開始された「探偵ナイトスクープ!」の第一回放送から数回 潜行調査されましたが、その時も見つかりませんでした。
ちなみに、人形を投げ込まれたKFC道頓堀店は98年に閉店してしまいました。

捜索

先述の通り大阪市は数年に一度、道頓堀川の川底に溜まるヘドロやゴミの除去をしていますが、 全く発見できませんでした。
90年以降は、番組なども調査に乗り出したことも多々ありましたが、いずれも発見には至りませんでした。

発見 そして引き上げ

さて。あれだけ誰が探しても見つからなかったカーネル人形ですが、意外な形であっさり発見されます。
2009年3月10日。
道頓堀川での戦時中の不発弾の除去を主目的とした川底の清掃中に、潜水作業員が磁気探査作業中に あった反応で発見されました。
スタッフは最初、死体勘違いしたそうですが、それはかつてこの川に投げ込まれたカーネル人形の 上半身だとすぐに判明。これだけで即ニュースになったほどです。
人形は腐食されて、物凄く汚くなっていましたが、原型は留めているというサプライズ。
翌日には引き続いて右手と下半身も発見。組み立てた結果、85年に紛失したものと同一のもので ある事が確認されました。
しかし、眼鏡、両足首、左手はいまだ発見されておらず、大阪湾に流れでた可能性や腐食されきった 可能性が示唆されています。
同年11日にKFC日本法人に返還が決定。
最低限の補修後、メガネのフレームは当時の人形の製造会社に同型のフレームが残っていたため、 福井県鯖江市と福井県眼鏡協会から贈呈されました。
2010年から甲子園に展示される予定です。

カーネルおじさんの呪い

さて、ここでようやくカーネルおじさんの呪いの説明といきましょうか。
都市伝説なんて言われてますが、呪いはあります。というか、そう思わないと阪神ファンはやってられん。
そもそも始まりは前述の、カーネル人形into道頓堀。
この奇行を行った次の年から、阪神は球団史上未曽有の大低迷期を迎えます。
1985年日本一達成以降、2009年現在まで過去10度の最下位(2001年まででも10回)、 15度のBクラス入りと、ぜんぜん勝てません。
暗黒時代と呼ばれる、長い低迷期です。
さらにドラフト面でも1984年に競合した嶋田章宏氏をドラフト1位で獲得して以降、清原和博氏、 野茂英雄氏、松井秀喜外野手、中田翔外野手などのスター選手(候補)を計10回もハズレくじを引き、 一度もくじ引きで当てた事がないなどという、珍事も発生。
これは2009年現在でも変わっていない。
2003年、阪神が通算4度目のリーグ優勝を果たしたため、呪いは解かれたなど言われましたが、 2005年の日本シリーズ4タテ惨敗、未だに続くクジ引き悪運、2008年の大逆転優勝逸。
さらには、発見された2009年も巨人に圧倒的ゲーム差でV3を達成され、しかも、チームもCS 進出すら危うい状態。まだまだ、呪いは解かれていないのです。
このページは、その呪いを軽減するためのページであるのです。

さあ解呪だ

以上の事を踏まえたら、解呪を願いましょう。
さすれば、阪神は強くなります!多分・・・・・・・



あとがき

水都大阪2009で撮ったこの像を公開するのに変な案を思いついたのが運の尽きでした(笑)
クロスブラウザや、javascriptオフにも対応させたので、記述量が半端無く多くなってしまい、しかも イベントリスナーがうまく働かなかったり、DOMスクリプティングがうまくいかなかったりとあって、 勉強の合間にやってたせいで5日間も製作にかかってしまいましたよ・・・。
そういや、IE6の配置対策はしてません。めんどくさかったから。
取りあえず、ノリを楽しんでもらえればなと思います。

参考&製作

参考:
・カーネル・サンダース史
水都大阪2009会場配布パンフレット
Wikipedia

・道頓堀概要
Wikipedia

製作:
・写真撮影
武神

・画像加工
武神

・スクリプト作成
武神